Austin-Sparks.net

開いた窓から

セオドア・オースティン―スパークスの毎日のことば



『私が望める最善のことは、この本が窓を開けたこと、そして、その窓を通して外を見たあなたが、イエス・キリストが他のあらゆる者に勝っていると理解することです!』 
オースチン-スパークス.

十月六日


もしキリストにあって励ましがあり、愛の慰めがあり、 御霊の交わりがあり、愛情とあわれみがあるなら、私の喜びが満たされるように、あなたがたは一致を保 ち、同じ愛の心を持ち、心を合わせ、志を一つにして ください。(ピリピ二・一~二)

御霊の交わりとは、霊にある交わりのことです。しかし、 繰り返しますが、これは積極的なものです。交わりは、受 け身のものではありません。受身の姿勢で交わってはい けない理由は、あらゆる地獄の住人たちが、交わりを止 めるために出てきているからです。地獄がとにかく抗うも のがひとつあるとすれば、それは、御霊の交わり、神の 民の交わりです。とどまることなく、あらゆる手だてを使っ て、この悪の力が交わりを破壊しようと試みるのは、この 交わりが彼らの完全な破滅へとつながるからです。この ため、交わりが中立で受身のものであることは許されま せん。あなたは交わりのために戦わなければならず、交 わりのために立ち上がらなくてはならず、交わりには積 極的であらねばなりません。不和をそのまま放置すれ ば、ひどい混乱が起こって、交わりを正しい状態に戻ら せまいとする力が動き始めます!あなたの中に御霊が あれば――そして、もちろん、私は、御霊を持っている皆 さんに向かってお話しています――ご存知のはずです。 すなわち、もし、あなたが属するキリストのみからだなる 教会で、他の部分との関係がギクシャクしていたら、そこ には、本当に体のどこかで関節が外れたのと同じ痛み、 消えることのない痛みが生じます。・・・・

その炎症と高ぶりと痛みによって、このような問題が起こ っていることを聖霊が示してくれます。しかし、この状態 が長く続いた後で、聖霊は身を引いて、問題をあなたの 手にゆだねます。これはただ、御霊が前向きだからで す。御霊は、このような事態に対して、いつまでも後ろ向 きな態度でいることを認めません。それは、御霊には受 け入れられないことです。御霊は、続けて言います、『い いだろう。あなたがそこにとどまると決めたのなら、好き なようにすればよい。わたしは、先に行く。』こうなると、 非常に深刻な状況が生じます。もちろん、これは、厳し く、恐ろしい状況です。しかし、これも結局は、御霊が、交 わりを積極的に進めているという真実があるからこそ生 まれるものです。・・・・私たちは、このことで自分の心と 戦わなくてはいけません。御霊は、通常はいつも積極的 です――攻撃的であるとも言えます。御霊は決して、消 極的ではないし、御霊は決して、中立的ではありませ ん。御霊が立ち止まらざるを得ないとき、それは、何かを 待っていることを意味します。立ち止まることは御霊の本 来の性質ではないからです――御霊とは、いつも前に進 んでいくものです。主が、ご自身の霊の大きな活力で私 たちを満たしてくださいますように!




オースチン-スパークス. 元のタイトル The Cup and The Fire - Chapter 3

電子書籍をダウンロード

『開いた窓から』の日々のメッセージはセオドア・オースティン-スパークスの著作から選ばれたものです。日によっては、部分的に要約されたかたちで転載しています。メッセージの冒頭に載せられる聖句とその聖書の版は、ウェブサイト編集者が選んだもので、必ずしも元の著作の中で引用されているわけではありません。ただで受けたものはただで与えるべきであり、営利目的で販売してはならない、また、自分のメッセージは一字一句、そのまま転載して欲しいというセオドア・オースティン-スパークスの希望に基づいて、これらの著作物を他の人たちと共有する場合は、著者の考えを尊重して、必ず無償で配布していただき、内容を変更することなく、いっさい料金を受け取ることをせず、また、必ずこの声明も含めてくださるようお願いします。